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失明? 疲れとストレスがトリガーに
2023/09/05
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帯状ほう疹は、水ぼうそうと同じウイルスが引き起こす皮膚病であり、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが多数集まって帯状に生じてくる。
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帯状ほう疹になる理由として、免疫力の低下やストレスなどが原因で、50代から発症率が高くなるといわれている。
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一般的に皮膚に起こる病気だが、万が一目元に発症した場合は失明の可能性がある。
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眼科かじわら・アイ・ケア・クリニック の院長によると、帯状ほう疹のウイルスが目に炎症を起こしてしまうという。
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「水痘帯状ほう疹ウイルスというウイルスで、三叉神経の第1枝の領域に潜んでいてウイルスが出てきた場合に、目にも炎症を起こす。特に重症化した場合には表面が濁るとか、最後に光が当たる網膜という大切な膜に炎症を起こすと視力が元に戻らない。そういう場合に失明にいたることがある」(院長)
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実際に40代男性は失明の危機に陥ったとのこと。
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「最初ちょっと目がかすんで見えなくった。3日ぐらいで回復したが、その後、目の奥がえぐられるような、あまり経験したことがないようなジンジンする痛みが、ほぼ1日中続くようになった。それは目の奥にある神経が壊されていたということらしい。寝るときも目をつむるとジンジンして全然寝られないと」(40代男性)
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男性は、早い治療によって失明は免れたもののウイルスの活動で神経が破壊され、しばらく痛みが残ったようだ。
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そんな帯状ほう疹の予防策としてワクチン接種が有効な手段だが、ある問題が生じる。
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「(帯状ほう疹の)ワクチンは50歳以上に打つものと決まっている。自費になるので保険がきかず、自治体により助成を出してくれるところもある」(院長)
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話を聞いた男性はまだ40代で、ワクチンは接種していなかった。
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ワクチン接種が難しい若い世代も含め、生活習慣の改善も帯状ほう疹の予防策だと院長は言う。
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「(ウイルスが)暴れだすきっかけとしては、体の免疫が落ちているときや疲れがたまっているとき、精神的にストレスが非常にかかっているときに出やすいと言われている。真夏の熱中症の時期などに食欲がなくなって食べないとか、暑さ対策をしないで夏バテになってしまうということがないように、ちゃんと食べて熱中症対策をすることが一番大事だと思う」
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ワクチン接種の年齢の引き下げも大切だか、基本的な生活習慣と夏バテにならないような対策が必要になるのだ。
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また、帯状ほう疹の恐ろしさを考えると、ワクチンの自費出費の見直しが要求されるであろう。
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