貧困拡大する今「30年住宅ローン地獄」… 解放かも『3Dプリンター住宅300万円』今夏販売へ

2022/08/20

    今年6月、日本で初めて住宅をプリントするための3Dプリンターが到着した。
    これを組みたてていくには、プリンターメーカーの技術者を呼び寄せるところから始まるのである。
    海外では、さまざまな出力実績のある3Dプリンター住宅「Sphere」ですが、日本では初の試みだ。
    さらに、今回の課題としては、違う土地での組み立てたプリンターでうまく稼働するか。
    コンクリートと日本の水の相性などが挙げられる。
     
      プリントが始まると、ゆっくりと一定のスピードでラインを描きはじめ、プログラム通りに躊躇なく進んでいく。
      また、2層目に入ると、すでに描かれたラインの上をきれいになぞっていく作業に入っていく。
      この2層目の注目するべき点は、コンクリートの硬さが適切でなければ崩れてしまうところであり、右へ左へノズルを走らせ少しずつ積み上がっていくのだ。
      今回のプロジェクトには、3Dプリンター住宅に可能性を感じた海外・国内の110社が共同事業体に名を連ねている。
      参加の仕方はそれぞれ異なるが、熊本県で電気工事業を営む会社の社長は、国内では台数が限られた発電機をプリンターを動かすために無償で提供。 また、社員を派遣したりしている。
      また、今回の実験スペースを提供したのは、コンクリート住宅の会社のため、コンクリートに関わるあらゆるノウハウを提供するなど協力もしている。
       
        その1人百年住宅(静岡市)中嶋雄社長は  「これはじっとしていたらダメだなと。世界規模で技術をシェアできるというのは本業にとってもすごく刺激があることですよね」と語っている。 また、飯田さんらは、多くのサポートを受ける代わりに、企業に対してプロジェクトの全データを公開して情報共有している。
         
          そのようなさまざまな協力を得て、3Dプリンター住宅「Sphere」は、水回りはなく、扉と窓などがついて10平方メートル300万円で今年8月に販売を予定している。
          しなさは、日本で3Dプリンター住宅はまだ馴染みがないため「遊びの家」としてグランピングや災害復興仮設住宅などとして使ってもらうつもりだそう。
           
            そして「フジツボモデル」は、来年春に販売予定で、49平方メートル500万円を目指し、60代夫婦を想定した平屋建てを建てるつもりだ。
            さらに来年12月には「Sphere」を2階建てにして100平方メートル300万円で販売する計画を立てており、100平方メートルと広くて300万円なのは、販売から1年以上経過して量産化により価格を抑えられるのではないか、という想定もされている。

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