清涼飲料会社キリン、ビール事業撤退へ

2022/03/13

    中国で清涼飲料を製造・販売する合弁会社の持ち株 10億ドル(1.150億)で売却した。
     
      また、キリンHDは、「午後の紅茶」や「FIRE」のライセンス契約は残るが、ミャンマーで行なわれているビール事業からも撤退する。
    華潤は、手がけるミネラルウオーターの売り上げが中心で、キリンHDの商品群のブランド浸透にはつながらなかったようだ。
       
        キリンは、14日にはミャンマーのビール事業からの撤退を発表していて、 海外事業の見直しやヘルスサイエンス事業。クラフトビールなどの高付加価値事業といった成長分野への投資を進めたいと考えている。 キリンHDの出資額は330億円。新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要を追い風に、合弁会社の売上高が伸びていることから売り時と判断された。
        キリンHDは、合弁解消で2022年12月期決算において、 売却益約390億円を達成すると予想されている。 また、連結業績に与える影響は「ただいま、精査中」としている。
         
          キリンHDは、中国での清涼飲料製造から撤退することになってしまう。 しかし、全額出資子会社などを通じ、現地でビールの製造は続けている。 また、「知財の使用」などで、これからも華潤との業務提携は継続する予定だ。 ただ、国内のビール系飲料の市場の最大のピークは1994年。 現状では、その記録よりも約4割ほど減っている。 キリンHDは、いままで新興国に活路を見いだそうとしてきた。 しかし、その市場は欧米大手に押さレル結果となった。 そのため、国内ビール大手は。改めて戦略の見直しをしなくてはいけない窮地に立たされている。
           
            キリンHDは、今後、先進国を中心に収益性の高いクラフトビールなどに軸足を移していく考えだ。

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