クルマ周辺の子どもに気づかず衝突!! 一番多い車種はミニバンで5割以上ってマジか…

2022/10/10

    最近になって多くなっているクルマの周囲に小さな子どもがいることに気づかず発進して子どもをひいて死なせてしまう事故は、リアビューカメラの普及もあり、「前進時」で多く発生するようになった。
     
      2022年7月24日。
      奈良県で起こった、49歳の祖母がクルマの右前に1歳の孫がいることに気づかず前進してしまったことで、はねられた孫は死亡。
      事故現場は、自宅の敷地内で、祖母は「孫はプールで遊んでいるだろうと思った」と話している。
      また、2022年8月8日にも、京都市内で同じ事故が起きている。
      買い物から帰宅した母親が駐車場に入れる際、1歳女児をはねて死なせてしまった。
      死亡してしまった女児は買い物には同行せず、自宅できょうだいと留守番をしていたが、母親が帰ってきたことに気づいて一緒に外に出たところだった。
       
        このような事故は、実家に幼児を連れて帰省しているときや親戚が多く集まる場所などが多い。
        また、家族や親せきが多いと「子どもは誰かが見ているだろう」という気持ちになってしまうことも原因だ。
        親の方も久しぶりに会う親戚と話が盛り上がってしまうことで、我が子への注意が散漫になりがちになるもの。
        そのような「実家に帰る」という安らぎが、注意を散漫させてしまうのだ。
         
          こういった被害をなくしていくためには、運転席から小さな子どもはどのように見えるのか確認しておくことが大切だ。
          クルマの車種もそうだが、ドライバーの着座位置や視点によっても当然子どもの見え方は大きく変わっていく。
          また。他の家族の協力が得られる場合に限り、実際に子どもをクルマの前に立たせてみて見え方を確認しておくことが重要になる。
          夏休みや年末年始などの帰省シーズンは家族や親せきが大勢集まるという家庭も多い。
          「誰かが見ているだろう」「さっき、親戚の子どもと遊んでいたから大丈夫だろう」という「だろう」ではなく、クルマを運転するドライバーや親自身が子どもの居場所をしっかりと確認しておくことを心掛けていこう。

この投稿はコメントがまだありません。

コメントを書く

  • コメントは管理者による認証後に反映されます。