「ETC使えなくなる?」 要注意!? 確認方法は「ETC2022年問題」コロナ禍で影響も

2023/01/11

    ETCは車載器と料金所ゲートとの間で、無線通信という電波を使って通行料金の支払いに必要なデータをやりとりしている。
    そんななか、電波法関連法令の改正によって、一部のETC車載器が使用できなくなることがアナウンスされているのだ。
    しかし、旧スプリアス規格機器は、そのまま使用することはできるのか、
    これについて国土交通省のWebサイトでは以下のように回答しています。
     
      「当分の間は、旧スプリアス規格に基づいて製造されたETC車載器は使用できます(一部抜粋)」
       
         また、「移行期限後に対象の旧スプリアス規格に基づいて製造されたETC車載器で高速道路のETCレーンに進入した場合、ETCゲートは開かないのですか?」という質問については、以下のように回答している。
        「移行期限後に旧スプリアス規格に基づいて製造されたETC車載器で高速道路のETCレーンに進入した場合においても、急に料金が精算されなくなったり、ETCゲートが開かなくなるようなことはありません」
         
          このように、従来は2022年12月以降使えなくなるとアナウンスされていたものの、昨今の社会情勢が落ち着く目処がつくまで新スプリアス規格への移行は延長されるようだ。
           
             国土交通省によると、使えなくなるのは「2007年以前の技術基準適合証明・工事設計認証(旧スプリアス認証)を受け、製造されたETC車載器」としている。
             
              例えばパナソニックでは、実験機として出荷された3機種が旧規格として対象となっているが、それ以外の2001年以降に製造された機種は新スプリアス対応を実施済とのことで、型式ごとの対応状況一覧を公表しているのが現状だ。
              また、デンソーでは2001年から2004年に製造された2機種が使用不可となると説明しており、それ以外の機種では引き続き使用可能となっている。
               
                ほかにも、自動車メーカーの純正品を使っている場合は、自動車メーカーごとに確認することができ、トヨタやホンダ、スズキでは、メーカー純正品のETC車載器は、過去のものも含めて新規格に対応しており、2022年以降も問題なく使用できるとのこと。
                車載器の型式は、車載器本体に貼ってあるラベルのほか、購入した時の箱や取扱説明書などにも記載されている。
                多くの製造メーカーや自動車メーカーのWebサイトでは、旧規格のため使えなくなる機器の型式一覧や新規格対応機器の一覧が公表されているため、自分の車載器の型式と照らし合わせて確認するといいだろう。

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