「国際ロマンス詐欺」ガーナに潜伏していた58歳の男 詐欺容疑で逮捕 大阪府警

2022/10/09

    交流サイト(SNS)で外国人を装い、相手に恋愛感情を抱かせる国際ロマンス詐欺。
    これまで被害の中心は中高年の女性とされてきたが、最近では、中高年の男性を標的とした手口も増えており、その被害額は数千万円規模に及ぶこともある。
    大阪府警が詐欺容疑で逮捕した森川光容疑者(58)は、2019~20年の1年間 仲間と共謀し、米国人女性ライターなどになりすまして男性2人に「口座が凍結された」などと嘘をつき、計約150万円をだまし取った疑いで逮捕された。
     
      国際ロマンス詐欺についてITジャーナリストの三上洋氏は「以前は外国の軍人や弁護士を名乗ってSNSや海外のマッチングアプリで女性と接点を持ち、渡航費用などと偽って直接カネをだまし取る手口が多かったが、最近は架空の投資話をもちかけ偽サイトに金を振り込ませる手口が増えている。偽サイト上では投資が成功しているかのように見せかけ、相手を油断させるなど手口も巧妙だ」と語っている。
      また、国際ロマンス詐欺の被害者を取材しているジャーナリストの奥窪優木氏は「女性が被害に遭う手口が浸透したことで、最近は中高年の独身男性を狙う手口が多い。
       
        ある程度の貯金があり、パパ活など下心で出会い系を利用する人も少なくないからだ。独身の場合、だまされたと気づいても周囲に相談できず、被害届を出さないこともあるようだ」と指摘した。
        このようなロマンス詐欺を防いでいくためには、不自然な程に積極的にメッセージを送ってくる女性や急な電話を嫌がってくる女性に気をつけていく必要がある。

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