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EU、ロシア産原油禁輸巡り合意できず 首脳会議前に再協議へ
2022/06/19
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29日、欧州連合(EU)は、ロシア産原油の禁輸を巡り加盟国の合意がまとまらないことを当局者らが明かした。
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また、30日〜31日の首脳会議を前に中欧諸国によるパイプライン経由での原油輸入について進展を目指しているそうだ。
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ただ、とあるEU外交官は、30日午後から始まる首脳会議をうまく進展させていくは「あまりに多くの詳細を詰める必要がある」と言及した。
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今回の肝である首脳会談の「原油禁輸」に含まれているのは、対ロ制裁第6弾の一環で
制裁案には「ズベルバンクを国際送金・決済システムのSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除する措置」などが含まれている。
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しかし、今回の首脳会談の難点は、ハンガリーの「ロシア産原油の禁輸は、自国経済に打撃になる」と主張しているハンガリーの反対やスロバキアとチェコの制裁案全体の実施が妨げられている。
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このような事態に欧州委員会は、「タンカーでの輸入のみを制裁の対象」としており、中欧3カ国が代替調達先を用意する期間の間は、パイプライン経由で輸入を継続できるようにする案を提示した。
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この提案にハンガリーは支持しているものの、29日の協議によって「パイプラインの能力拡張」「ロシア産原油に対応した製油所設備をブレント用に切り替え」の資金支援を巡り行き詰まってしまった。
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ハンガリーを含めた各国は、30日午前にこの問題などについて再び協議を行うと語った。
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