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内祝い文化は日本だけなの?マナーとは。
2023/05/20
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結婚や出産などで受け取ったお祝い品に対し、お礼を返す「内祝い」についてインターネット上で様々な声が挙げられている。
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SNSでは、内祝いの値段、贈るべき時期、品物を選ぶ手間など、様々な悩みが挙げられ「内祝い文化やめたい」などと嘆く声も少なくない。
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ブライダル情報サイトや内祝い専用の通販サイトなどによれば、贈られた結婚祝いや出産祝いの2分の1から3分の1ほどの金額の品物を、挙式後や出産後1か月以内に返すのがマナーだとされている。
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このことについて、昨今はSNSで著名なユーザーらが内祝いについて疑問を呈し、議論が広がっている。
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2022年6月には、俳優の赤井英和さんの妻・佳子さんがツイッターで、次のように内祝いに対して訴えた。
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「子供が産まれた時のお祝いのお返しの内祝をなしにしてほしい。ほとんどの場合、赤ちゃん産んだばっかのお母さんが、色々準備してお返しする。お祝いした方はお返しいらないし、全部ママに使ってもらいたいし、ママや赤ちゃんが元気ならそれでこっちも幸せだからね」
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SNSでは、内祝いをきっかけに関係性がぎくしゃくしてしまうという声もある。
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2023年1月中旬には、「ダ・ヴィンチweb」で連載を持つ漫画家・ゐさんが内祝いを題材にした漫画をツイッターで公開し、大きな話題になった。
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その漫画の内容は、友人から内祝いが返って来ず、お礼が欲しいわけではないものの、相手との関係性に悩んでしまうという内容だった。
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マナー講師は内祝いに対して、本来の意味が伝わっていないから戸惑う人がいるのではないかと推測している。
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また、内祝いの由来について、次のように説明する。
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「内祝いは、そもそも付き合いのある方々を家に招き、飲食を共にするのが一般的。
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そのため、家(うち)にあった祝い事をお披露目する意味合いを持ちます。
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お披露目することで、その後も『あのときの』と気にかけ、見守っていただけます。幸せを分かち合うことで良好な人間関係を築き、助けあうことができました」ということが相手に伝わればいいとのこと。
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さらに、「相手を責め立てる人こそ、マナーがない人と言えるでしょう」と語った。
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マナーとは『あなたを大切に思っています』という思いやりの表現の1つである。
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決まりがあったほうが楽だから『マナー』のルールがあるが、『自分が恥をかかない』ためにあるのではなく相手に恥ずかしい思いをさせないためにあるのだ。
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マナーという言葉や行動だけが一人歩きして、マナー違反に対して大柄な態度を取る人もいる。
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しかし、マナーは「安心感」を得るためのものであり、指標であることから相手に強要していいものではないか。
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