回転ずしに値上げの波 円安で食材高騰、1皿100円困難に
2022/06/14
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回転ずしチェーン店に値上げの波が押し寄せてきている。
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大手チェーン店「スシロー」を含む3店舗は、10月に値上げに踏み切った。
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今まで「1皿100円」の維持をしてきた大手チェーンが値上げした理由として、世界的な水産物消費の高まりによって上昇していた原材料価格が円安進行によって、値段の向上が一段と押し上げられたことなどが背景にある。
また、ロシアのウクライナ侵攻も食材調達に影響している。
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各大手のチェーン店の値上げ変更は、以下の通りとなっている。
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大手「スシロー」を展開するフード&ライフカンパニーズは9月末で、1984年の創業以来続けてきた「税抜き1皿100円」を終了。
一番安い価格帯の「郊外型店舗」は、黄皿は現行の110円から、10円の値上げの120円。赤皿は、165円から15円値上げの180円。
黒皿は、330円から30円値上げの360円となる。
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同社の広報は、「値上げを消費者に受け入れてもらえるよう努める」と説明した。
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回転寿司チェーン「スシロー」は10月1日、価格改定を実施する。
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また、回転ずしの元祖「元禄寿司」も今月10日、一部メニューの値上げを決めた。
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さらに、ゼンショーホールディングス傘下「はま寿司」は26日、高級ネタの一部を税込みで1皿308円から319円に引き上げる方針だ。
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しかし、スシロー同様の大手チェーン「くら寿司」は、税抜き1皿100円を維持していく方針を決めた。
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同社は「外食の魅力は非日常性で、記憶に残る楽しさを提供したい」(広報)とし、顧客拡大で収益確保を目指す。
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また、「かっぱ寿司」も現段階で値上げの予定はないようだ。
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ただ、回転ずしをめぐる状況は厳しく、イクラやカニはロシア産が使われ、人気のサーモンは北欧から輸入している。
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物流混乱などで品薄や価格のさらなる高騰を招く恐れもあるため、今後の動向が気になるところだ。
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