貧困か。家賃は激安!? 洗濯機置き場が“室外”の物件の住み心地

2022/05/29

    自分の理想に近い物件を見つけても、家賃や日当たり、駅チカなどの折り合いがつかないケースは少なくない。
    しかし、この中で「譲れない条件」を決めながら、何かを妥協していくのが一般的である。
     
      人それぞれ、「譲れない条件」というのはさまざまだが、そのうちの一つとしてあげられるのが洗濯機の設置場所である。
      洗濯機の設置場所と言われると、一般的に「室内」を想像する人が多いのではないだろうか。
      しかし、物件の中にはベランダや共用廊下などの「室外」に設置されているケースも少なくない。
      こういった「室外」に設置されているタイプの物件は、相対的にも家賃が安いのが特徴だ。
       
        では、実際に「室外」に設置している物件に住んでいる人たちに、住み心地などのアンケートを取ってみた。
         
        • 20代・Aさん
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            • 「最初は私も、先入観から『洗濯機置き場が外なんてありえない!』と思っていましたが、案外住み心地は良いですよ」
               
                そう言ってくれた20代・Aさんは、IT企業に勤務する女性だ。
                引越し先の物件を探していると、築40年のレトロなマンションに惹かれたが、唯一気になったのは洗濯機置き場が「室外」だったことだそうだ。
                 
                  この物件を見たときの心境として
                   
                    「築年数は古いですが、室内はきれいにリフォームされていて、マンションの外観もレンガ調のタイルがかわいい。でも、洗濯機が外置きタイプの物件だったので、かなり悩みました」
                     
                      このように語っていた。
                       
                        また、かなり悩んだ理由として、家賃や間取り、駅までの距離など、洗濯機置き場以外は理想的だったからだ。 そんな迷うAさんの背中を押したのは、不動産屋の「案外慣れますよ」という一言だった。
                         
                          「確かに、現実に住んでいる人はたくさんいるわけで……。最初は、『天気が悪い時に洗濯できない』とか、『洗濯機がすぐダメになりそう』とか、いろいろ考えちゃいましたが、そもそも昔なら、天気が悪い日は洗濯機を回さないのが当たり前だったんですよね。急ぎならコインランドリーに行けばいいだけだと割り切りました。洗濯が終わった時の終了音が聞こえにくいのは室外ならではですが、洗濯機と物干しの位置が近いので、洗濯が終わったらすぐに干せるのはメリットです」(Aさん)
                           
                            Aさんの部屋は4階。
                             
                              「さすがに1階だと、洗濯物を外に干したくないので、洗濯機置き場が室外の物件は慎重に考えるかもしれません」(Aさん)と言う。
                               
                                このように、洗濯機の置き場所のこだわりというのは、洗濯好きではない限り「先入観」が影響しているのかもしれない。
                                また、洗濯機の置き場を「室外」にするだけで、家賃相場も割安になるケースは多い。
                                あらためて住まい選びの選択肢に「洗濯機が室外」という条件を入れる人も出てくるかもしれない。

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