違法漫画サイト「漫画村」 代理店に賠償命令

2021/12/20

《ネット広告代理店に1100万円の賠償命令》

    違法漫画サイト「漫画村」に無断で掲載された漫画家の赤松氏より、同サイトへの掲載を募ったネット広告代理店2社へ1100万円の損害賠償を求めた訴訟であるが、今月21日、東京地裁で判決が下った。
    赤松氏は漫画村の運営者は著作権を侵害していることから、そのようなサイトに集客を目的とした広告を掲載するよう取り計らった広告代理店のエムエムラボ(横浜)とその親会社のグローバルネット(大田区)に訴訟を提起した。
    田中裁判長は上記の広告募集を著作権侵害を幇助したのものと判断し、1100万円の損害賠償の判決を下した。
    昨今あらゆる分野において、IT化が進む一方で、海賊版等の違法サイトにより正規のビジネスの収益が脅かされている。
    インターネット犯罪の予防は、新設されたデジタル庁の双肩にかかっているだろう。
(2021年12月20日 三浦)

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