先生と介護士に何があったのか。ショックの声

2023/05/10

    6日。
    北海道東部の釧路町で37歳の介護士の男が、39歳の小学校教諭の女性を殺害した疑いで、逮捕された。
    死亡した女性の教え子は「一番大好きな先生だった」と話しており、事件に驚きを隠せずにいる。
    釧路市の介護士、藤山功至(ふじやま・こうじ)容疑者37歳は、3日に釧路町のアパートで独り暮らしの小学校教諭、小阪志保(こさか・しほ)さんを刃物で刺すなどして殺害した疑いで、6日ごろ逮捕された。
    小阪さんの死因は、胸を刺されたことなどによる失血死であり、ほかにも首などに複数の刺し傷や切り傷が残っていた。
    凶器の刃物は、部屋からは見つかっている。
    被害者である小阪さんは、釧路市などの小学校に勤務してきたが、その人柄を慕うかつての教え子からは、突然の事件に驚いており、多くの悲しむ声が上がっている。
    小阪さんが担任したクラスに在籍した20代の女性は、HBCの取材に対し「すごい元気な先生で、みんなから信頼されている先生だった。(当時は)毎回の授業が楽しくて、ずっとそれを楽しみに、毎日楽しく学校生活を過ごしていた。保護者からも人気で、(学校の)先生同士も仲が良かった。ニュースを見てショックを受けた。信じられなくて『なんで先生が?』と思った。一番大好きな先生だった」と、涙ながら語った。
    また、小阪さんがかつて勤務していた小学校の校長は「優秀な教諭で、子どもたちから信頼され、好かれていた。物事をはっきりする人。裏表のない女性だった。こんなことに巻き込まれるなんて非常に驚いている」と話し、今回の被害者となってしまったことに肩を落としていた。
    小阪さんを殺害した藤山容疑者は調べに対し「殺したことに間違いない。口論になった」と話し、容疑を認めている。
    容疑者は、小阪さんとは「以前から面識があった」とも話しているということ。
    普段生徒から優しく元気で好かれていた小坂さんが、なぜ藤山容疑者に殺害されなくてはいけなかったのか。
    さらに、2人の関係性はなんなのか。
    警察は、動機の解明を進めるとともに2人の関係性について捜査している。

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