「ひき殺して逃げた車が憎い」事故瞬間の映像をSNSで拡散、情報集まる

2023/08/25

    『名古屋市緑区平手くいどん前交差点にて、押しボタン式横断歩道を青信号で手を上げて横断中の娘と愛犬。 娘は無事でしたが愛犬は内臓損傷激しく亡くなりました。』
     
      今年7月28日午後5時半ごろ、名古屋市緑区平手の交差点で、横断歩道を青信号で渡っていた女の子が連れていたワンちゃんを乗用車がひいてそのまま逃走しました。ワンちゃんは内臓損傷により死んでしまい、女の子は無事でした。警察は逃げた乗用車の行方を捜査しているとのこと。
       
        現在、女の子のお母さんでワンちゃんの飼い主さんのともこさん(@10mokodomo)が、SNSで事故現場当時の様子を撮影した防犯カメラの画像を投稿。
        事故を目撃した人や逃げた乗用車の情報提供を呼び掛けている。
        ともこさんによると、女の子は4人姉妹の三女。
        死んだワンちゃんは、ポメラニアンの男の子で朝陽(あさひ)くんといいます。10月に4歳のお誕生日を迎えるはずだった。
        事故は、三女と四女を連れて、朝陽くんの散歩がてら四女の保育園にお昼寝布団を取りに行った帰りに起きたとのこと。
        内容によると、ぐずる四女のお世話をしていたともこさんが、6時に夕食を食べに行く約束をしていたともこさんのお父さん(以下、おじいちゃん)が既にマンションのエントランスに到着した連絡を受け、朝陽くんを連れて三女に先に帰るようにお願いした。
        その直後、マンションの前にある押しボタン式横断歩道を青信号で手を上げながら朝陽くんと一緒に渡ったという三女。
        渡り切る直前に左から向かってきた乗用車が止まらないことに気付いてとっさに立ち止まったそう。
        足先ギリギリ前を車が走りさり、三女は足がブルブル震えたとのこと。
        しかし、少し前を歩いていた朝陽くんが「ギャン!」と鳴き、その場に倒れていた。
        三女は慌てて朝陽くんを抱き上げたところ、ひかれた痛みでパニックになった朝陽くんが指にかみつき、ひどく血が出て、それでも抱いてエントランスにいるおじいちゃんの元へ。
        おじいちゃんはともこさんに連絡。
        駆け付けたともこさんはマンションの自宅にいる夫を急いで呼んだ。
        警察へ連絡後、夫は朝陽くんをクレートに入れて病院に急行。
        すぐに到着した警察は現場検証を行うとともに、三女に事情を聴きました。三女は泣きながらも一生懸命事故が起きた時のことを答えたそうだ。
        そして1時間後、戻ってきた夫から朝陽くんが死んだことを知らされた。
         
          一緒に横断歩道に渡った三女について「娘は今も事故が起きたことを理解できていません。青信号で横断歩道を手を上げて渡り、どうして車にひかれたのか、どうして朝陽は死んでしまったのか…ただ横断歩道が恐ろしくなり、1人では渡れなくなりました。信号無視して朝陽をひき殺して逃げた車が憎いと言っています」と、ともこさん。
          「皆さんのお供えやお花。朝陽に代わって、お礼申し上げます。お花以外いただいたものはお供えしたのち、寄付させていただきたいと思います。朝陽は抱っこが大好きな子でした。手のかかる子だけど、とても愛しい子。朝陽は姿が見えなくなったけど、私たちの足元をピョンピョン跳んでる気がします。これからもずっと一緒だって自分に言い聞かせていますが『朝陽』って呼んじゃうと涙がボロボロ出てきて止まらなくなります。ものすごく寂しいです」と語った。

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