W杯決定にかかる豪州戦にDAZNの地上波諦めず。田嶋会長「地上波で色んな人 が見られる環境は、今では欠かせない」

2022/02/26

    日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(64)は、3月24日に行われるW 杯アジア最終予選のアウェー・オーストラリア戦について
     
      「地上波でいろんな人が見られる環境は、今現在でいえば欠かせないと思って いる」と、地上波で放送できる可能性を言及した。
      現在の最終予選のアウェー戦は、有料動画配信サービスDAZNでの中継となっ ている。
      田嶋会長は、生放送が難しい場合はディレイ(録画放送)を使うことなども含 めて、交渉の余地があると検討していくことにした。 契約上では、テレビ局がDAZNから放送の権利を買うことは可能となっている が、権料が高騰化しているのが問題とされている。
       
        地上波が実現した場合は、放送局は赤字になることは確実。 また、権利を持っているDAZNとしても最大のメリットである「独占配信」を 謳えなくなるマイナス面もでてくる。 しかし、このようなマイナス面がある一方で、キックオフ時間はオーストラリ アとの時差が少ないため、国内でもゴールデンタイムに近い時間帯での放送が期待できる点もある。 1日に行われたホーム・サウジアラビア戦(埼玉)では テレビ朝日系で中継され、20・0%の高視聴率(ビデオリサーチ調べ)を記録 している。
         
          このことから、田嶋会長は「多くのみなさんに見てもらうことが後押しにつな がるし、サッカー人口にもつながると思っている」と話している。
          そして、日本代表はホームで行われた1月27日中国戦。 2月1日サウジアラビア戦での連勝。 オーストラリア戦では、勝てば7大会連続となる22年W杯カタール大会出場 が決まる大事な一戦で 田嶋会長は「DAZNでは、日本代表の大一番を大々的に盛り上げていくべく、 日本サッカーファンの皆様に楽しんでいただけるコンテンツを続々と配信して まいります」とコメントしている。
           
            このような流れから、19日には「映像配信サービスのDAZN(ダゾーン)は アジア・サッカー連盟(AFC)との間で、2028年までの長期契約に合意し た」と発表した。
            また、同日のテレビ朝日は、ホーム5試合のみ地上波独占生中継すると発表し た。 ホームは地上波、テレ朝で視聴できる仕組みだが、アウェーはDAZNと契約し て視聴することになる。
             
              つまり、9月に開幕するサッカー、W杯アジア最終予選の日本のアウェーでの 試合は、地上波から消えることになるのだ。

この投稿はコメントがまだありません。

コメントを書く

  • コメントは管理者による認証後に反映されます。